はたらく40代ママの「子供と過ごす時間」

40歳になって、子育て、家族のこと、自分の時間、日常感じることを日記にしました

まだ早い?実家の片付けが気になる40代。何からすればいいの?

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親が介護になったとき、親がいなくなった後、

「今から片付けておかないと後が大変」と

最近よく本やテレビで目にします。

今から何か対策しといたほうがいいのかな。

 

今すぐどうにかしたいわけじゃないけれど、将来のために今できることは何かあるのでしょうか。

 

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実家の片付け方法「生前整理」をテーマに

福祉住環境コーディネーターの講師に

話を聞きました。

 

☑︎今出来ることは何か。

☑︎どんなことから始めるのか。

を教えていただきました。

 

 

目から鱗。要らない物を捨てたら何とかなると思っていた実家の片付けは、全く違うんだということがわかりました。

 

 

 

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昔に比べて家が片付いていないと感じる実家

親が70歳になりました。

昔に比べて家が片付いておらず

ものがどんどん増えてたり
賞味期限を過ぎても捨てない食料品が目立つので気になっています。


「ちょっと最近、物が多くなってない?片付けしたら?」と言ってみても
「ちょっとずつ片付けてるのよ〜」

と軽くあしらわれたり

「これは来年用に買って置いてるの」

と返されたり

物を減らす気配が感じられません。

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親の体力や気力を考えると

「頑張って片付けようよ!」とは

言えませんが

 

重たいものを運んだり

高いところの物を降ろしたり

出来ることがあれば手伝うのに

 

片付けに関しては

「自分のペースでやるから触わらないで欲しい」

というのが

親の本音のようです。

 

 

実家の片付けが上手くいかない理由

実家の片付けが
トラブルに発展することがあります。

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将来のためになるべく
片付けておいて欲しい
特に要らない物は処分したい。

という子世代の思いとは反対に

 

親世代は
思い入れのある物、苦労して手に入れた物だから処分したくない。今は使っていないけど捨てないでなるべく活用したい。

という思いがあります。

 

親世代は
食べ物や服、家具などの物が少ない時代に育ち、捨てることを「もったいない」と教わり、物を手に入れることで家族を幸せにするという時代に生きてきました。


一方の
私たちの世代は
物が手に入れやすく溢れすぎているため、断捨離、片付け、収納に工夫を凝らさないと、快適に過ごせない時代に生きています。


親世代と私たちの世代は
育ってきた時代も違えば
価値観も違います

 

片付けに関しては

分かり合え無いと思った方が

いいかもしれません


実家のものは
当然、親の所有物なので
勝手に処分は出来ません。


強引に片付けを迫っても
親は「うん」とは言わないし、
親子ゲンカになってしまうこともあるので気をつけましょう。


親が片付けさせてくれない。
親がものを捨てない。

ということから
実家の片付けが子世代にとって

大きな悩みになるようです。

 

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実家の片付けはどうして必要なのか?いつから始めるのか?

実家の片付けはどうして必要なのか

両親が亡くなった後の遺品整理が

大変そうだ。

遺品整理はお金も時間もかかる。

 

介護になった時に

片付いて居なかったら

ベットを置いたり出来ない。

 

子世代には

こういった漠然とした不安があります。

 

実際にご両親が亡くなり

遺品整理を体験した方の話を聞くと…

 

・先祖代々受け継がれてきた遺影など、処分の判断に困るものが20年経った今も捨てる事が出来ない

・親との思い出が詰まった物を処分するのが心理的に負担だった

・兄弟間(親族間)での遺品整理への考えが異なり整理が進まない

 

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親御さんが亡くなった後の

子世代の負担を考えると

親御さんには

是非とも生前整理を

考えてもらいたいですね。

 

実家の片付けはいつから始めるのか?

整理整頓された空間は

安全で居心地がいいので

今から実行していいのです。

 

ただ、アレもコレも処分して

実家を大変身させる

という意味ではなく

 

家庭内の転倒、転落での

怪我などが起こらないように

家の中を安全な状態に保つ

片付けをしましょう

 

[高齢者の家庭内事故]のデータです

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内閣府ホームページ「平成28年度高齢社会白書」より抜粋

 

☑︎家庭内の事故が77%

☑︎そのうち居室での事故が45%

 

高齢者事故の77%が家庭内で

起こっています

中でも居室(リビング)が

事故発生場所のNo.1となっています

 

怪我をして入院や

介護が必要な状態は

親自身も私たちも望みません。

 

そうならないように

安全な環境づくりが

必要です。

 

つまり、

実家の片付けは
今から始めていいのです。


 

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「片付けて!」と言わずに親の気持ちを動かすコツ

まずは親の変化を知ろう

当たり前ですが、親は若いよりも

体が不自由になっています。

 

足や手や腰が辛い、

目が見えにくい、

といった理由で

片付けるのが億劫になっている

かもしれません。

 

何かサポート出来ることが

ないかコミュニケーションを

取りながら探ってみましょう

 

その他にも

親が今かかっている病院はどこか?

薬は何を飲んでいるのか?

どこにあるか?

を知っておくと

緊急に病院に運ばれた時などに

役に立ちます

 

いきなり片付けの話をするのではなく

親とコミュニケーションをとり

親の変化を知ることが大切です。


怪我の原因のNo.1は家庭内事故。家の中の安全対策について話そう

怪我の原因のNo.1は家の中の事故です。

転倒や転落で怪我をすることが最も多いのです。

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足元に引っかかりやすいコードはないか。
物が散乱していないか。

カーペットの小さな段差で

転倒事故が起こります。

 

危ないことが

ありそうならば

親御さんに伝えてあげてください。

 

防犯、防災について話し合う

阪神淡路大震災のとき

怪我で多かったのが

家の中での家具の転倒と

ガラスでの怪我です。


地震が起きた時にタンスの上にあるものは落ちてこないか。

家具は固定されているか。

ガラスが散乱するものはないか。
玄関までスムーズに逃げられる

動線は確保されているか。

 

このような防災について

話し合い対策をとることで

家の片付けにつながるのでは

ないでしょうか。

 

また家の周りに

使っていない自転車や植木鉢などが

散乱していると

寂しい高齢者が住んでいると思われ

泥棒や詐欺に狙われやすくなります。

 

防犯や防災を話し合い

改善をすることで

片付けるきっかけにしてほしいと思います。

 

「ちょっと片付けてみたら?」は

言いにくいけど

「あのタンスの上のもの

危ないから降ろそうか?」は

自然に言えそうですね

 

「断捨離はしなくていい」という講師のアドバイス

実家の片付けに

うまくいく魔法の言葉はありません。

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大切なことは

☑︎片付けは親のペースに任せる。
☑︎無理しない焦らない。

☑︎片付けの本に惑わされない。

 

そして

☑︎「断捨離」しない

子世代はつい
使わない物は処分しよう
と考えがちです。

 

「断捨離」は一度にスッキリしそうですが、

高齢の方にとっては、昔を思い出すものが無くなってしまうということになります。

 

「頑張って勉強していた頃を思い出す

たくさんの本の山(今は読んでない)

 

「仕事で活躍していた頃を思い出す

服やカバン(今は着ていない)

 

「子育てを頑張っていた頃を思い出す

机やタンス(今は使っていない)

 

昔を思い出すものが
なくなってしまうことで脳の機能が衰え、

孤独感からも認知症のリスクが高くなる可能性があるそうです。

 

整っていて安全に保管できるので

あれば捨てなくても問題ないかと思います。

 

昔の思い出も大事にしてもらい
元気で安全に過ごしてもらうのが
必要なのです。

 

 

親御さんが納得して

処分を決めるのでがあれば

リサイクルショップなどを

利用して物を活かすのもよい方法です

 

リサイクルの関連記事です⇒

[バイセル]40代の節目に手放したいブランド品/大人スタイルに変化 - はたらく40代ママの「子供と過ごす時間」

 

 

 

実家の片付け方を知った感想

実家の片付けというと

「まずは要らないものを捨てること」

と思っていました。

 

福祉住環境コーディネーター講師の話を聞いて

親に何かあった時の将来の事を

思い悩むよりも

今の親の様子を知る事が大事だと

わかりました。

 

将来のための片付けではなく
親が安全に快適に過ごせるために

片付けると考えることで

親も私も

前向きに取り組めそうな気がします。

 

親が元気なうちに

コミュニケーションを深め

実家にある物の思い出を

親と共有しておく事、

安全管理に気を配る事が

「生前整理」なんだと思います。

 

この話を聞いた後、

姉に話をしたら

実家の片付けのことは

何にも考えていなかったのでした。

 

兄弟間での考え方も

話し合っておく事も

今後は必要だと感じました。

 

もうすぐ年末。

コミュニケーションを

取れる良い機会が来るので

実家の安全対策について

親兄弟と一緒に

考えてみたいと思います。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました^ ^

 

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