はたらく40代ママの「子供と過ごす時間」

40歳になって、子育て、家族のこと、自分の時間、日常感じることを日記にしました

注射、採血、子どもが検査を受けるとき。事前に伝えておきたい3つの事。

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3歳7ヶ月。入院手術することが決まり術前検査で採血をすることになりました。採血は初めて。注射は痛いとわかっているから絶対に嫌がり暴れるであろう息子に何と言って病院に連れて行こうかと悩みました。

 

何も言わずに病院に連れて行って注射をされたらショックが大きいだろうなと思い事前に説明することにしました。

 

採血検査の前に配慮したこと、事前に息子に伝えたことを書き残します。

 

 

 

 

 

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1つ目/病院へ行く予定を伝える

①いつ伝える?

病院へ行くことを言っておかないと

保育園をお休みして

ママとお出かけ!

お買い物かな?楽しいところに行くのかな?

なんて、ウキウキの状態で

着いたところが病院だったなんて

可哀想過ぎますよね。

 

朝から病院のときは前日に

「明日は病院に行くよ。保育園をお休みするよ」と伝えました。

 

保育園が終わったあと、

夕方に病院に行くときは

その日の朝に「保育園が終わったら、病院に行くよ」と伝えます。

あまり早く伝えても忘れてしまうので

朝に伝えます。

 

こどもの年齢によっても

いつ伝えるかは違ってきます。

 

3〜4歳なら(最低でも行く前に)

5〜7歳なら(前日までに)

小学生なら(1週間前に)

 

「病院行く」と伝えると

息子は「嫌だー。病院行かない!!」と

嫌がります。

 

それでも

いつ行くのかを伝えることは

心の準備のために必要です。

 

 

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②嘘はつかずに病院に行く目的を教えておこう!

病院に行くのを嫌がるから

行くことを伝えなかったり

嘘をついて連れて行くことは

子どもの心を裏切ってしまうことになります。

 

親も嘘をついてしまったことに

罪悪感で辛くなるでしょうし

嘘をつかれた子どもは

ショックで診察を嫌がったり

病院が嫌いになるかもしれません

 

「体の中の悪いばい菌を倒してもらう」とか

「夜中にお腹が痛くなってもママは助けられないよ。助けられるのはお医者さんだけだよ」とか

子どもに伝わる言葉で

病院に行く意味を教えます。

 

注射、採血があるなら

そのことも伝えておきます。

 

3歳児でもちゃんと理解は出来るようです。

わかっていても怖いので

「病院は嫌ー!行かないー!」と

言うのは仕方ないこと。

 

「嫌だよね、行きたくないね。」と

子どもの思いを受け止めてあげるのも

大切なことです。

 

事前に説明を受けた子どもは

診察、検査が終わった後には

「ぼく、がんばったよ」

「わたし、出来たよ」

と自信を持つことが出来ます。

 

そして

泣いたり、時間がかかってしまったとしても

検査を受けられたことを

褒めてあげましょう。

 

 

2つ目/注射(採血)検査、の意味を伝える

検査がある日は

注射があるよと伝えました。

 

チクっと痛いけど

体の悪いところを調べるために

必要な事だから頑張ろうねと

伝えます。

 

もちろん返事は「嫌ー!頑張らなーい!」なんですけどね。

 

採血は親は付き添えないこともあります。

看護師さんが

なだめながら

腕が動かないように

採血してくれます。

 

看護師さんは

チクってするけど

動かなかったらすぐに終わるよ。

泣いてもいいけど

動くのは我慢してね。

 

など、

子どもにも

やっていいこと

やってはいけないことを

説明をしてくれます。

 

採血が終わった後は

「強かったね」「暴れなかったね」と褒めてくれて

息子も一段と成長したような

自信たっぷりの顔で戻ってきました。

 

 

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3つ目/検査の段取りを伝える

今回の術前検査では採血以外にも

レントゲン、心電図、尿検査をしました。

採血以外の検査のことも

子どもに事前に説明をしました

 

いくつもの検査をするので

「今日は4個検査をするからね」といって

レントゲンが終わったら

「1つ終わったから、あと3個ね」

と、息子に見通しが出来るように

努めました。

 

これは

初めての検査で失敗したことから

学んだことなんですが

 

診察室に入ったり、レントゲンを撮りに放射線科に移動したり、何度も出たり入ったりしました。

 

その時、息子は診察室を出たら

「もう終わり。お家に帰れる。」と

思ったのでしょう。

2回ほど出入りを繰り返したあとに

次に入るのをものすごく嫌がりました。

 

普段、発熱や下痢などで

病院にかかるときは

診察が終わったら

次は会計で終わりですから

息子もそのつもりだったのでしょう。

 

「もう終わった」「帰れるんだ」という

気持ちを裏切る形になってしまいました

 

事前に何回出入りするのか

わかっていれば

「あと2つ検査があるからね」とか

先の見通しを示してあげれば

よかったと思いました。

(時間のわかる子には時間で伝える)

 

初診の時は

親もわからない場合が多いのですが

今日は何をするのか

どんな検査なのかを

聞いておくと子どもへの説明が

しやすくなります。

 

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実際に検査をしてみた息子の様子

 

検査はどの順番で受けてもよかったので

レントゲン

心電図

尿検査

採血 

の順番で計画しました。

1番嫌がりそうな採血を最後に決めました。

 

 

レントゲンは私も部屋(放射線室)

に入っていいと言われたので

顔の見えるところで

見守りました。

 

3歳児なので言葉が

通じないところもありましたが

(我が子はとくに言葉の理解が遅い)

技師さんの誘導に

息子は従ってくれていました。

 

技師さんも子ども向けの

優しい口調で

褒めたり説明してくれました。

 

上半身の服を脱がすのは

ママじゃないと嫌だったようで

私はそれだけ手伝いました

 

 

心電図はベットに寝転がり

両足首と両腕に

大きい洗濯バサミのような器具と

胸のあたりに

スポイトでとめる器具を

何個かつけないといけません。

 

上半身の服を脱がせて

ベットに寝かすところから

説得が始まりました。

 

ここでは技師さんの

子どものへ対応がイマイチ(不慣れ)だと感じたので

私が積極的に説明しました。

(医療の知識はありませんが、健康診断で心電図を受けた経験を盛り込み頭フル回転で説明!)

 

「ころーんしない!」「寝ない!」

の一点張りの息子に

「ころーんしてもお目目は開けといていいよ」

「これは痛くないよ。こちょばいよ(関西弁でくすぐったいのこと)」

とか、とにかく寝る体制にもっていきます。

 

「ころーんして天井が何色かみてね」で

息子は納得したようで

横になってくれました。

 

続いて、洗濯バサミのような器具を

付けるときは

痛くないと説明して

「冷たいかなー、温かいかなー?」

とか声をかけながらつけました(つけたのはもちろん技師さんです。)

 

スポイトの器具は

「こちょばいよ〜、我慢出来るかな〜」と

遊び感覚で声をかけ

つけることが出来ました。

 

そして体を動かさないように

しなければいけないのですが、

体に付いている器具に興味深々で

足を上げてみたり、腕をあげてみたり

なかなか動きは止まりません。

 

時間がかかりましたが

なんとか動かない瞬間の

心電図がとれたようです。

 

 

尿検査

これが全然出来ませんでした。

 

尿検査をあまりに嫌がったので

予定を変更し採血を先にしました。

 

前述の通り

採血を上手く終えることが出来ました。

 

その時に褒められたことをキッカケに

自らトイレに行き、尿検査を

さっと済ませてくれました。

 

それまでは

「体の悪いところを調べるから

オシッコの検査をしてもらおう」と

説得にも断固NO で

大好きなチョコレートを

ご褒美にしたみたり

ジュースを買って飲ませてみたり

無理矢理トイレに連れて行ったり…

 

色々試してみてダメだった尿検査を

褒められ自信がついたことで

すんなり受け入れてくれた事に

ビックリしました。

 

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子どもへの説明や配慮は医療現場でもしてくれている(プレパレーションとは)

 

プレパレーションの説明と必要性を引用で

貼り付けてしまいますが、、、

 

プ レパレーションとは...
病院で子どもが“きっと直面するだろう”と思われる医療行為によって引き起こされる様々な心 理的混乱(1)に対し、説明や配慮をすることにより、その悪影響が最小限になるように工夫し、その 子なりに乗り越えていけるように子どもの対処能力を引き出すような関わりをすることです。

(中略)

その目的には、1子どもに情報を伝えること、2子どもの気持ちを受け止めること、3病院スタッ フと信頼関係を作りあげることがあります。

 

(1)心理的混乱とは、入院期間、検査・処置の侵襲の大きさに関らず、泣き叫び、分離不安、攻撃性、睡眠障害、食事 の問題、無関心、引きこもり、退行のような行動の変化をさします。

 

「プレパレーションの実践に向けて 医療を受けるこどもへのかかわり方/研究代表者 蝦名美智子」プレパレーションとは…の項目より引用

 

 

 

説明を受けた場合、2歳8か月の子どもが泣きながらも手を動かさずに採血できたり、3歳の子 どもが1人で自ら進んで処置室に入って腕を差し出して点滴を受けたり、4歳の子どもが暴れない でルンバールを受けたりと、周りからの声かけやサポートを受けながらもその子なりに乗り越える ことができています。一方、泣いて抵抗しながら抑えられて処置を受けた場合でも、事前に説明さ れていると、終了後はさっぱりした表情で遊び始めます。この「うまくできた」「がんばった」「泣 いたけど、がんばった」という経験が「医療者」と「子ども」との信頼関係をつくり、子どもの自 信や自己効力感を培っていきます。このことは繰り返し医療処置を受ける慢性疾患の子ども達には 特に重要です。

 「プレパレーションの実践に向けて 医療を受けるこどもへのかかわり方/研究代表者 蝦名美智子」はじめに…の項目より引用

 

こちらの引用は一部抜粋ですが

全文も是非読んでいただくと

親も何に配慮したらいいのかの

ヒントになると思います

 ☆「プレパレーションの実践に向けて 医療を受けるこどもへのかかわり方/研究代表者 蝦名美智子」

http://www.okinawa-nurs.ac.jp/oshirase/syouni/siryo/preparationshiryou.pdf

 

医療従事者向けの資料ですが

簡単な文でまとめられているので

これから子どもさんが検査や入院される

予定のあるかたに参考になると思います。

 

人形、ごっこ遊びを使って説明

ビデオ、絵本、紙芝居などで説明

年齢によって説明の仕方を変える

その子にあった伝えかたがある

などが書かれています。

 

その他に参考にした資料

☆国立成育医療研究センター

www.ncchd.go.jp

 

☆神奈川県立こども医療センターのこどものページ

kcmc.kanagawa-pho.jp

 

☆ノンタンの絵本(ノンタンがんばるもん/ キヨノサチコ)

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